花実みっけ

だいすきフェイジョア!

VS ネット

イチゴを育てていたハウス内の草取りをしたら、ソッコーでキュウリが定植されました。片付けする気力がないなら言ってくれ。わたしはGWごろに意思表示したぞ、「露地イチゴがいっぱいとれるから、ハウスはもう(全部抜いちゃって)いいよ」と。聞こえてなかったかな? ハウス内に侵食しているフキも根こそぎ取り除きたかったのですが、秋まで延期です。……フキって、秋まであるもの? フキノトウを含めて、食べる時期にしか興味がないので、わかりません。

ダリアと菊のラインが実はちょっとズレていることに気づき、どうしようかなと考えつつ庭をうろうろ、あっちに棒立て下草を抜き、こっちに棒立て下草を抜き、と動き回っていたら、小人さんBに「手伝ってくれ」と言われました。

頼まれた手伝いは、ネット掛けです。

悪魔のネット掛け……。

去年も一昨年も、その前も呼ばれました。なんなら片付けでも呼ばれます。やたら絡まるの、どうにかなりませんかね? メーカーさん。「畳み方」……を書いてもらっても、絶対読まないな、あの二人、活字中毒ではないもの。

去年、わたしが半泣きで絡まりをほどいて、小人さんBが棒に巻き付けておいたらしいネットですが、開くのに苦労しました。わたしが持ったほうは、ちょっと考えて、くるくるくると棒を回したら、するするすると開けたのですが、小人さんBのほうがなぜか厄介だったらしく、厄介なことになりました。

ネットで思い出すのは、体育でやった、バレーボールです。特に初めのうちは、バレー部の同級生が率先して張ったり畳んだりしてくれました。それを見て、「どこを押さえておけば、次に使うときに困らないんだな」というのを、体育のバレーボールの授業……の時間外で、学びました。つまり、ポールに掛ける紐を最後に巻き付ける開くときは、その紐を見失わない

そういうわけで、わたしが畳んでわたしが使う分には、そんなに悲劇にならないのですが、どうやらバレーボールなどの、ネットを使うスポーツの授業はなかったらしい小人さんたちには、わたしのやり方は理解できないようです。そこで小人さんBが編み出した片付け技が、「使うときの棒にネットを巻き付けておく」なのでしょうが、なんで(推定)巻き付けただけのものを、くぐらせたりしてるかな……。

小人さんBは、巻物の要領でネットを片付けたはずなんです。日本の巻物です。日本の巻物の、読み途中の段階を想像してください。すでに読んだ右手側も巻いてあるし、これから読む左手側も巻いてある状態です。はい、じゃあその巻物を肩幅に開いて!

ほら、簡単に開けた!

と、なるはずでした

なんで棒をくぐらせてんの……? 巻物は紙で、ネットは網という違いはあるけれど、ハルハナの知ってる小人さんBなら、ネットでも紙と同じように、簡単に開けるようにしてると思うんだよ……そういうとこ、わたしよりよっぽどマメでしょ?

ハルハナにはキュウリのネット掛け以外にもやりたいことがあるので、5分くらいの我慢のあと、「貸して!」「そっち持ってないで!」と完全に横取りして、どうにかほどきました。

あとはネットがまっすぐになるように支柱の向きを合わせればOK!のはずでしたが、なぜかねじれました。そういえば、いくつかあるネットのうち、ひとつ、妙にねじれてるのがあったな、よりによってこれがそれか、とため息をつきました。一方を半回転させれば直りそうなものなのに、どう半回転させても、なぜかねじれたままなのです。仕方がないので、一方を棒から外し、ふしぎなねじれを解消しました。

ハルハナのお手伝いはここで終わりです。あとはたぶん小人さんBが一人でどうにかできるはず……。

 

ネットは精神衛生上よろしくないので、お金に余裕のあるひとにはネットの使い捨てをオススメします。

 

次に使いやすいようにネットをしまうコツ、募集中です!