植物のすごいところは、倒れてもめげずにまっすぐ太陽に向かって伸びていくところです。健気です。
しかし、それをやられると、通り道がなくなります。倒れているだけなら跨げますが、倒れたところから真上に伸びられると、越えられなくなっちゃう。
支柱が存在を主張するのが気に入らないので、台風の翌日に持ち出したのは短い支柱でした。そうして支えた生育の良い株は、一晩経つと、全体的に45℃くらいナナメになっていました。まあいっかな~と思っていたのですが、3日も経つと、ぐねん!と花の下数cmのところから茎が無理やり上を向いていました。立ち姿が美しくない。これじゃ切り花にできない。気に入らない。
これは長いのにするしかないなと、しぶしぶ倍くらいの長さの支柱に変えたところ、どうやら正解だったようで、以前のような姿になりました。うん、満足。
持って移動するのに気を使うからイヤだの留めるところが複数になるから面倒くさいだの思っても、植物の丈に見合った、長い支柱を使えばいいんだな。
鉢の大きさに見合ったサイズで仕立てたいのですが、縦に育ちすぎてしまいます。もっと摘芯したらいいのでしょうか。摘芯の敵は「もったいない」と思うわたしの心です。せっかく大きくなったのを切っちゃうのはもったいないし、切り戻しして花が咲いていない期間があるのは、わたしがさみしい……。
支柱を立てる気がおきないほど倒れてしまったコスモスも元気です。そもそもコスモスはだれも何もしないのに育ちすぎ。2m近くあったと思われます。倒れても、だれかが管理しているわけではないので、ジャマに思った人がどうにかするしかありません。ニンジンを取りに行くのにジャマと言えばジャマですが、今のところ跨げているので、わたしはしばらく放っておくつもりです。
この写真は、ほぼ真上から撮りました。花瓶には挿せないな……
靴下を履くべきか、履かずにがんばるべきか……