花実みっけ

だいすきフェイジョア!

お盆反省会はお休み……、できなかった。

2020年のお盆は、のんびりと過ごしました。

とにかく暑いので、比較的涼しい場所でゲームをしたり、ゲームをしたり、ゲームをしたりしていました。

あと、ピザ焼いてました。3種類。ピザはおいしいですね。トッピングは、タマネギとベーコンとオクラとジャガイモとエリンギとマイタケと……なんだったかなコーンではない黄色があったはず……、家庭菜園と冷蔵庫の中身をドカドカと、3枚それぞれに、おいしそうな組み合わせで載せました。ナスがなかったのが残念です。トマトがいっぱいあったので、使おうかなと一瞬だけ考えましたが、自分で作っておいて自分で食べられないのが残ったらむなしくなるので、やめました。家族は野菜ピザが気に入ったようで、いちばんにはけました。わたしはキノコピザが最もおいしいと思ったんだけど。

自分の好きに時間を使えるまったりお盆とはいえ、お客さんがまったくないわけではありませんでした。しかし、いつもは外にご挨拶まわりをしている家族がいます。わたしの出番はナシです。ちょっとお庭を見まわろうと思ったタイミングでのお帰りでしたので、少々の言葉を交わしたくらいです。「自転車は木陰に置いておけばよかったのに」とか、「コロナに気を付けてね」とか。

 

今年も13日にお墓参りに行きました。例年より人出が少なく、コロナの影響が出たのかもしれません。

お供えの花を持っている家族がてってけてってけ歩いて行ってしまったので、おけ~ひしゃく~お水~と思いながら手水舎に寄って、準備。てってけてってけ歩いて行った家族がさっさと花瓶に花を挿しているのを遠くに見つつ、水なしでどうすんだよと思ったりなんかして。運転手の家族が追い付いてきて、「掃除は?」と言います。「暑いからしない」とお花をいじくりながら答える家族。まあったく、石が日光でよく灼けてるよ。うっかり触ったら皮膚がただれちゃうかもよ。わたしは何年か前にうっかり触って痛い目を見ているので、お盆は基本的に掃除しないでいいやに一票を投じています。目立つ汚れと落ち葉の類がないことを確認しているあいだ、なお食い下がり、要約すると「最後に掃除したのはいつ?」と聞いていたので、「半月前にわたしがしたよ、ピカピカだよ」と答えつつ、その半月前のお参りで出たお線香の灰を、お花を包んでいた新聞紙に空けます。カンカン! ぐしゃぐしゃ。

お参り。

後片付けでは、手水舎マナーのあまりよろしくないご家族もあり、閉口しました。作業してるのはお一人なのに、大きなご家族が取り巻いて、水道を塞いでました。そもそも3口しかなく狭い場所で、お盆というときなのに、と思わずにはいられませんでした。そして、少し離れたところで待つ、我が家族の気遣いを実感。

なんてことを思いつつ、背後を確認し、水回りを軽くお掃除。いやいや、あのね、排水溝に溜まったゴミを捨てるだけだから、5歩後ろをついてくる必要はないよ。ポイッ。

 

お盆のお墓参りのメインイベント、ちょうちんに火を移す時間です。御本堂の手前にて、「あの中の火をこっちのろうそくに移してね!」と持たせていたちょうちんの胴体部分?を下げながら、指令を出しました。小箱をのぞき込む家族。中ではろうそくの火がゆらめいています。熱風。

「これどうやるの?」

「扉を開けるんだよ……ここかな?」 そしてよそ見をするわたし。ここ風が涼しい……

「あちっ、あちっ」

ん? 見ると家族が、すんごく短い、火のついたろうそくを持っています。ちょうちんのろうそくではありません。新しいのにしたほうがいいのか? それはやったことないなあと思いながら見ると、どうやら液体のろうそく。こういうろうそくは初めて見ます、たぶん。

「いやいや、こっち(ちょうちん)のろうそくを持てばいいんだよ」

と、結局わたしが火を移してしまいました。あとから、家族にやらせるべきだったな、と反省しました。やらないと覚えにくいのでね……。

あっ、結局今年も反省してる!

 

国語の時間です。

なぜ家族があやうく火傷をしそうになったかを、考えました。

わたしの言ったフレーズが、よくなかったようです。

「あの中の火をこっちのろうそくに移してね」

ではなくて、

「このろうそくに、あの中の火をいただいてきてね」

などと言うべきだったのです。そしたら、家族はちょうちんの中のろうそくを手に持ったと思われるのです。

わたし自身は、何年か前に、前の人がやっているのを見て覚えたのですが、今年は人出が少なく、家族は「見て学ぶ」ができませんでした。

ちょうちんに火を移したあと、もう一人の家族を待つ間に観察していたらしい、危うく火傷するところだった家族曰く、「あの扉を開けないで移してた人もいたよ」とのことなので、いろいろなやり方があるのでしょう。それにしても、真上からろうそくを差し入れて、熱くないのでしょうか。長ければ大丈夫?

 

家への道筋、「お墓参りレベル」などと言いながら帰りました。「何事もスタートはレベル1でしょ」とわたしは言ったのですが、「いや、ゼロだ」とへこんでいました。お盆にお参りしてる時点で、レベル1は確実だと思うんですけどね。レベル設定がわたしとは違うのでしょう。もしかしたら、思い立ったら一人で勝手にお墓参りができてレベル1なのかもしれません。いいかね、それはたぶん「一人前」というのであって、レベル1ではないぞ。レベル4くらいだぞ。

推定・家族のお墓参りレベル1のために必要なことは、本人にお墓参りに必要なものを用意させることと、本人にお墓の掃除をさせることの2点でしょうね。次の機会はいつだろな~……。本人に覚えたい気持ちがあるようですし、急ぐ必要のないどこぞの月命日にでも「いっしょにいこー?」と言いながら教えたほうがいいかもしれません。

 

 

以上、2020年のお盆反省会でした。