今年もやってきました、フェイジョアの実！
今年のフェイジョアも、すごくいい香りがします。酸味のある……さわやかな……南国の……芳醇な香りです。
「もらってきたよ！」との声を聞き、匂いを頼りに探し当てるくらいには、強い香りがありました。その日の夜、こっそり食べた部屋にしばらく香りがとどまるくらいに……、翌朝、コーヒーを淹れるための用意をしながら、「ああ、いいにおい」と言ったら、コーヒーのことだと思われたくらいに、フェイジョアの香りは魅惑なのです。
袋に鼻先を突っ込んですーはーしたの、最高でしたよ……。最近気になっているどうでもいい話ですが、「すーはー」じゃなくて、動作としては「はーすー」が正解です。息は出してからでないとたくさん吸えません。袋の口を閉じたまま口から息を出し切り、袋の口を開いて、袋内に充満していた香りを鼻から思い切り吸い込むのです。最高だった……思い出すだけで、うっとり。
昨年、無防備に、居間などの共有スペースで堂々とフェイジョアを食していたら、家族に興味を持たれるという事態が起きました。その反省を生かし、今年はひとりでひっそりと食べています。
お味は、今年は当たりはずれがある気がします。昨年までは、いただいてきて3日以内では「あれ？」と思うものはありませんでしたが、今年はちょっと……。写真のフェイジョアはおいしいのでしたが、初日にいただいた大きい実は、雑な味というか、「あれ？ もっとおいしかったよね？」と感じました。思えば、初日に切った果肉は色がきれいな薄黄色ではなかったので、味の良し悪しは断面の色で判断できるのかもしれません。あと、緑の皮部分からこそげ落とせない黄色い果肉部分が、記憶よりも厚かったです。なんでだ。いちばんおいしいのは透明なとろとろ周辺ですが、わたしは黄色もいきたいの！柿の収穫量がほぼないようなものなので、フェイジョアも今年は不作といえば不作なのかも……知りませんけど。なにせこの実をつけた木そのものは、一度も見たことがないのです。ちなみにハルハナのフェイジョアの木は、先日メジャーで測ったところ、根元からてっぺんまで90cmでした。
今年もごちそうさまでした！
おかわり！
