割れて鋭くなった鉢でケガをしないようにしました。
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目次(今回は前書きが長いので、ジャンプ用)
割れた鉢は危険です。
ハルハナ、結構な面倒くさがりなので、鉢の移動やら植替えやらを素手で行います。切り口の鋭利な鉢で、ちょっとしたケガをすることは多いです。いい加減うんざりしてきたのと、割れ鉢お仲間が増えたので、ちょっと細工をしました。
世の中には「石粉粘土」あるいは「石塑粘土」と呼ばれる粘土があるそうです。他にも紙粘土とか樹脂粘土とかいろいろあるようですが、素焼きの鉢は土が原料のはずなので、「石」にしました。一番くっつきそうだし。
わたしは義務教育中の科目で、図画工作や美術が嫌いの筆頭でした。中3の3学期にあった、美術史の座学だけは唯一好きでした。教師に、あの知識をなぜ披露させないのかと、はなはだ疑問でした。それはさておき、そういうわけで、基本を覚えておりませんでした。粘土。必要なものもわかりません。扱い方もわかりません。その結果、ブログで披露できそうなのは、最後にペタペタした1つだけです。その鉢はアリッサムのではありません! 粘土が得意なクラスメイトがいたのを思い出し、「そういえばこうやってた記憶がある」と考えながらやった最後の1つだけです。もうあとのはヤだ。ほんとヤだ。あれなら園児のほうがマシなの作ると思う!
用意したもの
・石塑粘土
・新聞紙
・水道水を入れたスプレー
・濡れ雑巾
・防水効果のあるスプレー
この「アーチスタフォルモ」は、固めでした。安さで選んだからね! 100円高いピンクの袋の石塑粘土が、袋の上から触った感じでは手に一番なじみました。が、100円高かったので、やめました。そもそも鉢ときちんとくっつかなかったらこの「投資」が無駄になるのです。「なら100均にしたら?」との声が聞こえてきそうですが、100均だとグラムがだいぶ減るそうなので、絶対に足りません。ユザワヤで購入したこの袋は、500グラム入りでした。
新聞は、こねるときの台紙みたいなものです。「粘土板」がないので、新聞。新聞は、こねる場所を頻繁に変えないと、すぐにくっついて粘土と一体化してしまうようです。水分でふやけちゃうんでしょうね。一体化した新聞を取り除くのは諦めました。
水道水を入れたスプレーは、粘土が固かったら手を濡らしてこねてね、とのことだったので用意しました。しかしそのあと、鉢の掃除にも使いました。スプレーして砂汚れを洗い流すのにちょうどよかったです。どれも7号以上の鉢で、重いんだもの……。
濡れ雑巾は、手拭き 兼 鉢の掃除です。
防水効果のあるスプレーの出番は、作業の1週間後です。粘土を乾かしてからじゃないとたぶんダメだと思います。アクリルスプレーとか、シリコンスプレーとか。検索結果だとアクリルスプレーが多いのですが、うちには使えるアクリルスプレーがないので、シリコンスプレーか靴や傘にする防水スプレーを使う予定です。
作業手順
ここから先は、実際の作業ではなくて、「次があるならこうしよう」メモです。
まずは、粘土をやわらかくします。力がいるので、テーブルなど、高さが合う場所でやるのがオススメ。適当にちぎってからこねこねします。扱いやすさは、100gくらいが目安かも。ちぎると繊維が見えるのですが、それがわからなくなるくらいに、つやがでるくらいにこねます。適宜スプレーで手をぬらして、ひたすらこねる。
こねたら、棒をたくさん作ります。竹とんぼの要領で手を動かして、ソーセージを作ります。こねた場所から移動する場合は、この作業は現地でやりましょう。
鉢に水をかけて土を洗い流し、雑巾で水気を拭きとります。乾いたら粘土棒を貼り付け。鋭利な部分を粘土棒に食い込ませるようにして覆い、鉢本体と粘土とをつなぐ。これを繰り返す。粘土に粘土を重ねて貼る場合は、入念になじませる必要があります。ここの作業で飽きちゃって「まあいっか」で流したら、一部外れかけだよました(2021.02.25訂正)……。
初日の作業はこれで終了。雨がかからない場所で、しっかり乾燥させます。表面の乾燥は半日ですが、中までしっかり乾燥させるには1週間程度必要だそうです。
次の日
作業翌日、触ってみました!
ちょっとまだ湿り気があります。くっついてるか離れちゃうかの実験をするのが怖かったので、延期。
さらに次の日
粘土部分を「固いな」と感じたので、右に左にぐらぐらしないか試しました。上に引っ張たら外れないか実験しました。鉢とすっかり仲良しのようです。合格!
上掲の写真で、明らかな線が入っている部分のうち一部が、実はくっついていません。でもいいの、そこだけで持ち上げるなんてことはまずしないから!(反省点)
「ケガしない鉢にする」という目的は達せられるようです。
あとは月末に防水のためのスプレーしたら、このミッションは完了です。
最後に
実際に使ってみて、その結果がダメだったら、「ダメだったぁ……」と報告します。お願いですから、報告、待ってないでください!