春の種まきでの反省点に「キレイな土を使う」があります。この時点で思っている「キレイな土」とは、
- 雑草が出ない(雑草の種が混じってない)
- 粒が小さい
- 土が固まらない
の3点を兼ね備えた土のことです。
春は、やわらかいけど雑草もりもりの土をそうと知らず使ったところ、発芽率が著しく悪かったのでした。具体的には、ツリガネソウが1つも出ませんでしたね。ホントに蒔いたのかな? と疑うくらい、出ませんでしたね。雑草の種はヤバイです。ぬか喜びしかできません。どこの側溝をさらった土か聞けば、多少は予測がつくかもしれませんが、まあヤバイですね。雑草の種混入率の低い場所から土を持ってくれば、やわらかくなくても、粒が多少大きいのはつぶせばいいし、固まっちゃっても……出るものは出るんですよ、キンセンカとか。ええ。
今年はスカシユリとカサブランカの植え替えをしないとどうにもかわいそうなので、種蒔き含めて、土がたくさん必要です。ですので、それ用に、あっちこっちの土を集めていろんなものを混ぜ込んで真夏の天日にさらして、ふるいました。大中小3つの袋に、まあまあたまりました。その土を、ハルハナはうっぱらったのです! 何考えてんだ!(注:実際のところ、お金はまったく動いていません。)
だって小人さんAが、「野菜の種を蒔きたい」って言うんだもの。野菜は実益があるもの。わたしだって収穫して食べるもの。お花よりよっぽど実用的だもの。採れたて新鮮野菜は、おいしいもの。
それと、7号鉢が足りないほど、大きい球根がたくさん出てきた場合に、「空いてる黒い鉢もらっていーい?」「いーよ」の一人芝居をやったらごまかせるかなっていう下心がある。うん、「土あげたでしょ、あれ大変だったんだよ」ってゴネればいけるかなって、下心がある。
そんなわけで、どう考えても、やわらかい土が足りません。わたしも野菜(パセリは果たして野菜なのかどうかはおいておく)の種を蒔くし。
そういえば、春の雑草もりもり土が、まだ袋に入って放置されているはずです。あれを引っ張り出して、来週の30度チャンスにカッ!と熱して消毒し、振るうしかありません。問題は、「カッ!」と消毒するのに必要な、黒いビニルがないことです。透明なのなら隠し持っていますが、黒いのはありません。イチゴを放棄した弊害がこんなところに現れるとは……! まっ、別に透明でもいっか。透明でもちゃんと熱くなるのは、この夏にうっかり触って経験済みです。熱殺菌の日数が足りない気しかしませんが、やらないよりはマシでしょう。
雨の合間に仕込んで、暑い日には「あっついな……」とボヤくだけにしたいものです。
最後に、いまイチオシの、八重咲きのキキョウをご覧ください。たくさんあるキキョウも、どこかに植え替えなくてはかわいそうです。もう根っこは回っているのです……。