前回はこちら。
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花瓶そのものに不満が出てきたところで終わりました。
まずはその不満の研究からスタートです。
これは9月4日の花瓶。傷んだ花があったり開花したのがあったりしますが、8月30日のとまったく同じです。
まずは瓶を隠してみようと思い、牛乳パックとヘアピンで、花瓶カバーを作りました。
ちょうどいい高さに切って、ちょうどいいところで折って、重なった部分をヘアピン1本でとめただけのシロモノです。わあ、かんたん! この中に花瓶をいれました。
結論から申しますと、気に入りませんでした。茎が見えないのはスッキリしていいなあと思いましたが、瓶の縁が見えるのがイヤだなと感じました。なにせ空き瓶ですから、スクリュー部分? が、気になり始めると気になっちゃうのです。
それから、牛乳パックの白が、思いのほか主張するのです。ピカーーーーッ! と。色をつければいいのかもと思いましたが、折り紙などはテカテカしてるものですので、あんまり変わらない気がしました。落ち着いた色合いの和紙(持ってない)を、くしゅくしゅして貼り付けるとかしたら、あるいは……。
翌日、9月5日。この日は、「くびれが気になってる」を確かめました。
お花も少し入れ替えました。瓶のスクリュー? を隠す目的で、シソを入れました。悪くないと思います。右上のびよ~んは花ニラです。黄色が主役なので、青か紫の花がほしいなと思って探しました。野菜のニラの花は香りがすばらしいですが(褒めてない)、花ニラとシソだと、シソが勝つことを発見しました。とはいえ、外から室内に戻ったときに、「……シソ?」と、かすかに感じる程度です。あとはキンギョソウ(陽があたらないと色がつかないのかも。これは前日までのと同じものです)、千日紅、ジニア。
さて、くびれ。くびれそのものよりも、それが生み出す光の反射が気になるのかもしれません。例の牛乳パック製カバーを付けると、こうなります。
これがいちばんスッキリしてると思います。茎が見えないのが良い。それと、すぐ上の大きなジニアが良い感じに影を作っており、牛乳パックの白が、さほど気になりません。しばらくは、これで行こう!
ここでハルハナ、花活け動画を見まくります。そこで得た「なるほど!」は、
- 花(顔)と花瓶の大きさのバランス
です。黄色いジニアとくびれ花瓶だと、花瓶が小さすぎちゃうようです。それで、おさまりが悪そう。くびれなしだと、多少は良くなりますが、ぶっちゃけ五十歩百歩だし、カバーつけても変わらない気がします。ジニアを生けるなら、もっと口の大きい花瓶が必要だし、高さもたぶん必要なのでしょう。しかしそうすると、天井が……。わたしが花を飾ってるのは、A4ファイルをピッタリの高さで立てて納められるくらいの空間なので、背の高いお花はダメなんです。大きい花もこじんまりとさせる必要があります。
ハルハナ的、花瓶を見て心が落ち着くお花の身長は、A4縦長を半分に折ったあたりです。少しなら超えてもいいけど、A5の長いほうの辺だと、「なんかなあ……」。ちなみに、花ニラがあの斜めの角度でちょうどA5の高さです。そういうわけで、次の目標は、「A4用紙を半分に折った高さ」です。ちなみにA5の高さは、キンギョソウの、くーっとカーブした天辺です。こんなかんじ。S=148mm L=210mm
余談ですが、いじくるとシソのにおいがふんわりと漂います。嗅覚敏感期には「う"」と思ったので、においに敏感な方は、シソを飾るのは、やめたほうが良いでしょう。
9月8日
高さを低くすることを考えて作りました。その結果、低すぎて、真正面から見たら、赤色がほぼ全部見えなくなりました。左の写真がわたしが日常見る視点に近いので、真正面から見て隠れてようが、別に問題ないんですけどね。
9月11日
キンギョソウと花ニラとジニア・サマードレスがお疲れなので、新しくしました。前日までに穂ジソを発見していたので、使いたい。あと、「デデーン!」に疲れたので、小さい花でかわいく作りたい気分でした。あっちこっちのフラワーアレンジメント動画を相変わらず視聴しまくりです。
ふへへ、かわいい。
ケイトウ、ポンポン百日草、穂じそ、アメジストセージ、千日紅、それからその辺の雑草(黄色いの)。アイテム:アクリルアイスも復活しました。なかなか落ち着いてくれないお花さんたちだったので、5個ほど入れています。ねらったわけではないのですが、茎が真ん中に集合したようです。その姿も気に入って、この花瓶は牛乳パックカバーをしまうことにしました。「牛乳パックカバーはどうにかしたほうがいいですよいい加減」と思うも、アイディアが浮かばず。
スクリューを気にしないためには、水面を低めに設定するといいんでね? と気が付きました。ちなみにこれは偶然の発見。
9月15日。ススキがほしくなり、お散歩。本物は大きくて、ついでに生えてるところも危険がいっぱいなので、断念。自分で育ててる花を飾るのも飽きたなあと思っていたので、そこらへんで見繕いました。アメジストセージと乾燥し始めてない千日紅の2本だけ残して、さようなら。千日紅は日持ちするといえばしますが、葉っぱが乾燥したり、茎の傷みが早くて、切ってるうちにサイズアウトしてしまったりします。「もう終わりだな」と感じるポイントが、見て楽しむところではないです。だから、ちょっと罪悪感を覚えます。
花の名前は知りません。2つは木かなあ……。角度違いで2枚。
ハルハナはこの写真で、写真マジックを見ました。左の写真はとてもきれいに見えます。見えますが、この角度で実際に飾ると、枝部分が手前に出てくるので、キケン。ですので、実際に棚に置くときは、とっちらかってる感のある右の角度です。きれいに見える角度を発見したのに、実際が伴わないむなしさよ……。
今回は輪ゴムで束ねましたが、輪ゴムで束ねるのって、かなり難しいです。もたもたしてたせいで、黄色いのと千日紅がおじぎをしてしまいました。くびれ花瓶が復活したのは、茎の長さの問題です。もっと浅い花瓶がいいんですね。オアシスがあれば、その辺、考えずに済みそうですよねえ……。
9月18日。台風でダメになっちゃう前に新調だ!
という、ぜいたくをした花瓶です。白いわしゃわしゃの花と、アメジストセージと千日紅がお疲れだったので、抜きました。代わりに1輪だけ咲いていたキクと、……ねっ?(名前を知らない。)
どんよりした気分をなぐさめてくれそうな感じを目指しました。この部分を書いている19日は快晴で、物足りない気分です。だからきっと目論見は成功していたのでしょう。
ちなみに、ジニアのきれいなのとキンギョソウのひんまがったのと、ちょうどいい感じの千日紅をふんだんにもちいて、玄関用の花瓶も作りました。ド派手なやつ。「台風で大雨が降った日にはかわいそうなことになる」のを言い訳に、ふんだんに使って、楽しかったです。当初は玄関ではなく仏壇に置こうと思ったのですが、仏壇はシックな感じにまとめてあったので、やめました。仏壇は大人のお花で、玄関は元気な中高生といったところでしょうか。
9月24日。
コスモスが見頃を迎えました。散歩してて見つけたイシミカワとやらも入れました。また、数珠玉も入れました。数珠玉を先に見つけていたら、たぶんイシミカワは入らなかったでしょう。ハルハナは「使うお花は奇数種」に、わりととらわれています。
ちなみに数珠玉の葉っぱの天辺が、置き場所である棚の上部につくかつかないかギリギリのラインでした。重心が下にあるとはいえ、ついてたら伸びやかさがなくなると思います。あぶないあぶない。
ちなみに「イシミカワ」は特徴を検索窓に入れて「どうやらこれだ」を発見しましたが、「数珠玉」は、はてなブログをあっちこっちのぞいていてて偶然「これっぽい!」植物に出会い、書かれていた名前を検索して特徴を確かめての「きっとこれ」でした。
まとめて「雑草」呼びしている植物の名前を覚えるいいきっかけにもなるので、花壇と雑草のコラボレーション花瓶もいいなと思っています。そのきっかけはタキイ種苗さんの「はなとやさい」8月号の表紙で、それを見て書いた記事を読んで、そっと寄り添っていただいたようなコメントをくださった、ニナシモネさんとアコさんのおかげです。ありがとうございました。
フェイジョア仲間で、トロピカルフルーツと音楽が好きな、ニナシモネさんのブログ
いけばなの写真をいつも楽しみに、そして大いに参考にさせていただいているアコさんのブログ
2021年コスモス奮闘記を簡単に記します。切り戻しをがんばった結果、背丈は2mを超えず、脇芽がいっぱいで、ホクホクです。ただ、切り戻しをしていたので、すご~く早咲きのコスモスはありませんでした。また、切り戻しをしたところで、倒れるものは倒れるので、倒れ防止はあまり期待できないようです。倒れてないところの向かいには、この夏、キュウリが植わっていたので、風よけの植物や野菜を置いたほうが効果が得られるようです。
9月26日、「趣味の園芸」でコスモスが取り上げられていました。それを見て、「2m越えは諦めよう、そういうものだ」とわかりました。倒れたものから背の低いコスモスが生まれる理由もわかり、得るところの大きい回でした。
数珠玉についても少し書きます。
この数珠玉、5日目に枯草のにおいを発しはじめました。腐るにおいではなくて、枯草のにおいです。葉がパリパリでも実は弾力と水分的な感触があるので、おもしろいなと思いました。
9月29日。
台風情報にうんざりし始めて、元気がほしくなって選んだ花です。
コスモスは花びらがわりとすぐ散っちゃうので、24日のものとは違いますが、継続です。ジニアとアメジストセージとマリーゴールドと、秋の紅葉感を出したくて、赤く色づいていた木の葉を入れました。葉っぱがすぐ裏面を見せてくるのと、バランスに納得がいかないので、新たな壁にぶち当たりました。どの段階で行動に修正がいるかはわかっています。切るときです。葉もアメジストセージもこの長さで切っていました。20cm程度だから~……と思っていたその20cmは、瓶の口から20cmだったので、実際には30cmでした。指開いて「このくらい」じゃなかったのね。短いのは伸ばせないけど、長いのは縮められます。
以上、9月の花瓶でした。
今回勝手にご紹介させていただいたブログの管理者の方で、「リンクやめて!」あるいは「こっちのページにして!」という方がいらっしゃいましたら、コメントをください。