花実みっけ

だいすきフェイジョア!

フェイジョアをアレンジ/実生とジェミニ食べ比べ

10月中旬、おすそ分けフェイジョアをいただきました。

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フェイジョア

目次

 

フェイジョアをアレンジ

 

家族が購入してきた「ジェミニ」は早生品種だそうですが、そのジェミニよりも早く、しかも自家受粉が可能な木を親に持つ実生苗。いったい君は、なんていう品種を親に持つんだい?(自家受粉OK&早生&小粒&ゼリーが多い&ウン十年物の木とのことから、「ユニーク」が有力と考えているものの、確かめようはない。)

そのおすそ分けを食べること4日目、「今がおいしさのギリギリラインなのでは?」という謎のセンサーが働きました。おそらく、これまで数年間の経験が感知させたのでしょう。とろとろが過ぎるとあんまりおいしくないんですよね、フェイジョア。そこで、フェイジョアの消費を急ぐことにしました。

どうしようかと考えること90分(注意:きわめて不真面目な90分です。90分間一生懸命考えていたとは思わないでください)。思い出したのが、パンケーキミックスの小袋が残っていたということです。とりあえず蒸しパンにしてみよう。過去の蒸しパン失敗作を思い浮かべると、フェイジョアの水分が怖いですが、実を小さく切り分ければ大丈夫なはず。味は、ひどいことにはならないはず。

粉と牛乳を混ぜて、アルミカップに入れて、4分の1に切ったフェイジョアをすくって2~3つずつのせます。蒸し器で蒸して、あっという間に完成!

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フェイジョア蒸しパン

片手を超えるウン年ぶりに蒸しパンを作るにも関わらず、粉と水分の割合を確認しませんでした。その結果、膨らみ方がちょっと残念なことに。卵不使用なので、色はこんなもんです。

ハルハナ他2名が食べまして、そのうち1名から感想を聞き出すことに成功しました。

「合わないね」

だそうです。蒸しパンの甘さと、フェイジョアの酸味がミスマッチとのことです。ハルハナもそう思いました。まずくはないです、合わないんです。5個作って、2つはお外でお茶の人に出して、3つが室内組にとってあったのですが、ハルハナは1つしかいただきませんでしたので、決して、まずくはないんです。

紅茶(セイロンティー)とフェイジョアが合わないことも発見しました。フェイジョアのお伴にはコーヒーがいい……し、そういえば食後のデザートにしてるときは玄米茶がお伴で、こちらもおいしくいただけます。

うーんあのねえ、フェイジョア蒸しパンはやめたほうがいいよ。わたし、2つめはいいやって思ったし。

 

フェイジョアの消費を急げ! 第二作戦は、「そのままおやつに出す」です。わたしが自分用にしか切らないのは意図的ですが、だれがフェイジョアを食べようが「なくなった事実」以外は気にしません。しかし、わたしの「おいしい! 好き!」アピールが激しいのか、だれも自分で切って食べません。わたしがちょっとの間「しょぼん」としてるのをさらっと流すか、最後に2粒残しておけばうしろめたさを感じないで済むのにね。小人さんBのお茶に出したら、「んまい、んまい」とすぐに食べてしまいました。小人さんBは「おいしい」という意味合いの言葉をほいほい発します。本当に気に入ったときは加えて、目が輝きます。フェイジョアを食べると、キラッキラさせるんです。つまり、フェイジョアは本当に気に入ったということです。当然の帰結として、「あの木の……」と言い出しましたので、「あれはもぐんじゃないんだよ! 落ちなくちゃおいしくないんだよ! もいじゃダメだからね!!」とクギを刺しました。ところでこの日はすでに実生の実は落ちてハルハナがおいしくいただいた後でしたので、「んまい、んまい」と食べたのと同じ味のフェイジョアはなかったのでした。

 

次の日、残っていたフェイジョアすべてを使って、スムージーを作りました。

フェイジョアの果肉をスプーンですくって、フードプロセッサーに入れます。牛乳も入れます。スイッチオン! ガーーーーーーーーーーーッ。

とろとろのスムージーができました。

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フェイジョアスムージー

ハルハナともう1人が飲みました。(わりと頼み込んで飲んでもらった)

おいしいそうです。

すっかり忘れていましたが、わたしはぬるくなった牛乳が苦手なのです。フードプロセッサーで発生した熱その他でぬるくなった牛乳のにおいをかぎとってしまい、わたし個人的には、「ちょっと苦手……」となりました。だめじゃん!

まだ暑い時期に作って凍らせたら最高だよきっと! と思いましたが、フェイジョアの収穫は10月中旬以降です。やっぱりだめじゃん!

でも「ぬるい牛乳」を差し引けばおいしいので、ミキサーでとろとろにしてソースぽく使うのはアリかなと思いました(できたそれはフェイジョアのソースである)。少量の、ジャムっぽいなにかを作ってパンケーキにとろりとかける。悪くないと思います。

 

実生とジェミニ食べ比べ

実生とジェミニを食べ比べました。

実生は小さく30gほど、ジェミニは大きめで、50g~100gくらいになりました。

実生もジェミニも、落ちてすぐにいただきました。

とりたてでも甘いのは実生です。ジェミニは青臭さがあって、野菜のようにも感じました。もし、初めて食べたフェイジョアがこのジェミニだったら、「あんまりおいしいってもんじゃないねぇ」と言っただろうと思います。そのくらい違いました。ジェミニは水分量が少なめで、でもザラザラ度は実生よりも低いようにも感じました。断面を見たときには「たまたまそうなったんだろう」くらいにしか思いませんでしたが、種があんまり入ってないのかもしれません。

甘さが物足りないと感じたので、目下、ジェミニは追熟中です。袋に入れていますが、その袋を開けてもフェイジョアの芳香を感じません。まだってことかな……。いただきものフェイジョアのときは、すごく香るのにね。

追熟ジェミニの味の感想は、また今度!

 

 

フェイジョアを栽培して、あわよくば食べたいと思っている方には、一度、品種を確認して食べてみてからのほうがいいなと思いました。おなじ「フェイジョア」なのに、全然味が違います。梨と同じくらい、差があります。

苗を買おうと考えずに、種を取って育ててみよう! と思った2018年秋のわたし、いい判断だったよ!