前置き
ついに、フェイジョアの花を食べました!
食べる前にやることがあります。人工授粉です。
「花びらは落ちるんだから、人工授粉したのからむしって食べればエコだ!」と思ったので、人工授粉をした花からむしって、ぱくっと食べました。
率直に言って、甘いですね!
しかも歯が花びらに食い込む感触もあって、これまでで一番「食べてる!」感のある花びらでした。
なんだか何かを思い出す風味があるのですが、いったいなんだったか……。ちょっと薬っぽい感じもあるので、苦手な人もいるだろうなあと思いました。実が賛否両論なのは解せないんですけど、花は「あ~、この感じは好き嫌い分かれそう」と冷静に分析しました。ちなみにハルハナの家族はみんなフェイジョアが好きで、花も「甘くておいしい」とみんなむしゃむしゃしました。そのうちの一人はハルハナの知らないところで勝手にむしゃむしゃしたので、ハルハナはむしゃくしゃしました。
ハルハナのエディブルフラワー歴は、
- ヤグルマギク
- キク
- 花オクラ
の3つです、たぶん。
菊と花オクラは、あれば食卓に上がってお皿が空っぽになりますが、ヤグルマギクは不発でした。わたしの研究が足りないせいもあるんでしょうけど。
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最近、小人さんBに水分補給の飲み物を運ぶと、「お菓子もほしいなあ」と言われるので、作り置きのおやつを用意することにしました。わたし個人におやつの習慣があんまりないので、自分用のお菓子の買い置きを持ってないのです。来客用のお菓子の賞味期限があと1か月を切ってたりすると、それは家族のお菓子になりますが、このご時世で、そういうものがないんですねぇ……。
というわけで、お菓子を作ろうそうしよう、「エディブルフラワー寒天」です。
エディブルフラワー寒天
材料
・寒天パウダー 4g
・水 500cc
・砂糖 50g
・エディブルフラワー 適量
ヤグルマギクも、花びらだけを使います。花びらの付け根の緑色の丸いところを掴んで、花びらをえいやっと引き抜けばオッケー!
フェイジョアはしっかりと花びらがついているので、むしるというより、切る感じ。とはいっても、ハサミは不要です。力を入れるとベタベタするので、そ~っとやさしく扱いましょう。(やっぱりハサミがあったほうがいいかも。)
作り方と分量は、寒天パウダーのパッケージに書いてある通りです。
水に寒天パウダーを良く溶いて、撹拌しながら加熱・沸騰させ、沸騰状態を1~2分継続。火を止めたら花びらを入れて、容器に移し替えます。粗熱を取ったら冷蔵庫にしまう。固まったら完成。
過去にめんどうくさがったハルハナが、沸騰時間を短縮したところ、固まらなかったことがありました。沸騰時間の短縮は、やってはいけません。
粗熱取り中。花びらは、たいてい浮くのです。
完成品がこちら。(取り出しがきれいとは程遠いです)
悲しいかな、写真映りがイマイチです。しかも、ヤグルマギクしか入ってない部分でした。でも、包丁で切ったときに引っかかったフェイジョアの花びらもいっしょに食べたので、味レポは確かです!
味は、砂糖の甘さで、「おっ、この寒天なら及第点だ!」です。残念ながら、フェイジョアの花が持つ甘さは、感じられませんでした。超都合よく解釈すると、フェイジョアの甘さが寒天に移って…………いや、さすがにこのごまかしは無理がありすぎますね。
砂糖は水の10パーセントがいいようです。(わたしが参考にした寒天パウダー付属のレシピだと、12パーセントでした。)
フェイジョアの花びらの肉厚な食感は、ちゃんと残っていました。いいアクセントです。ようかんに入ってる粒あんのように、変化を楽しめます。
食べやすくて、花びらの分量もちょうどよく、2019年の失敗が生きた瞬間でした。
小人さんBも「おいしい」と言っていたので、「エディブルフラワー寒天」、採用です!