花実みっけ

だいすきフェイジョア!

「柳芽」って、なんだ?

タキイ種苗さんで嵯峨菊の苗を購入したときに付属してきた紙(説明書)を読んだときから、ハルハナは首をかしげていました。「柳芽」ってなんだ? そもそもなんて読むの? 国語辞典には掲載がありません。季語だと、「ヤナギノメ」と読むようです。……いやあ、いまは新緑のころではないから、これは正真正銘、柳の木の「柳の芽」だろうなあ……。

タキイさんの説明書には絵がついていますが、ハルハナには絵心が皆無なもので、理解するアタマがありません。「受胎告知」の絵を見て、「天使と女性だ!」と思うように、見るべき箇所がわからないのです(乏しい美術知識を引っ張り出したが、ここで出すべきは、理科の観察である)。仕方がないので、インターネット検索をしますが、画像や文を見ても、やっぱりよくわかりません。そもそも、柳の葉をまじまじと観察した経験がありません。「柳の葉に似てるよ」と教示されましても……といったところです。とはいえ、やっぱり画像検索で柳の葉を確認しました。な~るほど、そういう葉なのね、菊の葉っぽくないね。さあ、前年までの疑問と記憶となぜか咲いてた菊の花を頼りに、いきなり実地です。

 

持っているヒントは次の2点

  • 「柳芽」は生長しない
  • 「柳芽」はつぼみっぽいのに花が咲かない

 

ハルハナが思うに、これらみんな「柳芽」です。印をつけたところ以外にも、いっぱいあります。真ん中に、くしゅっとなって、ちょっと見ではつぼみかな? というのもついています。つぼみなら、中身がある手ごたえがしますが、つぼみじゃないので、つまもうとするとスカッとします。空振りの「スカッ」です。

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上掲の、印なし写真

別のも。

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20210726

これら2鉢は、しばらく「育ってきた!」のワクワクから遠ざかっていました。他のはどんどん背が高くなっているのですが、この2鉢だけ、てっぺんの高さが明らかに低かったのです。それで、「なんでだ?」と思いました。肥料、水は条件いっしょです。草取りしたり、支柱を立てたり紐をくくりつけたりといったタイミングで、多少、位置も向きも変わっているので、日照がどうのというのも考えにくいです。

 

これは同じ日の、咲いている菊です。ギザギザ葉っぱに固いつぼみ!

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さて、ここからが難しい問題です。なにせ1枚目&3枚目のキク、緑の葉の部分があまり多くないのです。なぜでしょうね? 4年くらい植えっぱなしだからかな。そうだろうな。しかも、ひどく込み合っていて、量も多いです。そのうえ、16時を過ぎたとはいえ、夏の盛りで暑いです。写真は2鉢ですが、よぉ~く見たら、地植えも嵯峨菊もこういうのが付いていたので、バッサバッサと思いきりよく切るのが現実的です。

仕事が荒くてもやらないよりマシ、が信条なので(?)、これら2鉢は、毛先を切るような気分で気楽にパチパチと切りました。一回り小さくなりました。脇芽が出てくれれば、それでよし。

 

柳芽は放っておくと、脇芽からまともなのが出るようです。地植えにそういう放置しすぎ状態のがあり、どうしたらいいんだい? と説明書を見つつ現物を見つつしましたが、「……わかんない」と思いました。今回は「柳芽」と違って、書いてあることは理解できましたよ。でも現物が、そういう状態にはなかったのです。考えるのがめんどうになってきたのと、高さがすでにけっこうあるので、台風などで倒れでもしたら手間だなと、気分は切り戻し感覚で、思いきりバッサリ行きました。これも、花が咲けばそれでよし。切り花にできれば、それでよし。

 

大量の柳芽がついていた2鉢、いったいどんな菊が咲くのでしょうか。昨年を思い出そうとしますが、どうにも花が付いていたイメージがありません。こんもり……こんもりといえば、小人さんBが植え付けた菊だけだったよなあ……。わたしの記憶にあるのは、「小人さんAが買ってきて地植えにして、その年のうちに小人さんAが差し芽して、忘れて数年」ということです。どんな菊が咲くのか、たのしみですね! 咲いてね!

 

今度の菊は、ちゃんとさし芽をして、土もきれいにしたいものです。やること&やりたいことリストが増える!