スカシユリが虫に襲われています。
5月25日夕方見回り時点で、哀れにも4本のスカシユリを切り、咲くのを期待して、花瓶に活けました。開花はまだ遠いです。
襲っている犯人は、ザックリ名前で「シンクイムシ」です。ガの幼虫です。
そうそう、タキイ通販で買った嵯峨菊も、シンクイムシにやられました。上部に穴を見つけた朝にスプレーして、夕方にもう一度見たら、朝は気づかなかった土すれすれ位置にあった穴から虫が顔を出していました。引っ張り出したら動きませんでした。貫通するのとスプレーしたの、どっちが先だったんだろうか。
見つけ方はカンタンです。細かいクズが茎の一か所に固まってくっついてたら、いると思って間違いありません。その細かいクズを払って、茎に穴が開いていたら、やられています。虫スプレーを吹きかけると、犯人が落っこちて出てくることもあります。穴から上に向かって内側を食ってれば、落ちてくるのです。下に向かって食ってたら出てきません。
植物が込み合っている場所では、下のほうの葉が黄色くなっていたらちょっとアヤシイです。ユリは下のほうから葉が茶色くなることが多いですし、カサブランカはけっこうよく葉が落ちるので、あくまでも目安。念のため、とじっくり観察しましょう。早めにやっつけられれば、悲しみの切り花化をしないで済みます。
それから、水切れではないのに葉がしんなりしているのもアヤシイようです。菊がコレでした。雨続き後の晴れた日に水やりを立て続けに忘れてしまう傾向があるので、見過ごしました。「そういえば水やり忘れてた!」で、水やりをして、次の日には元気になっているものと思っていました。しかし、次の日も元気がありませんでした。鉢の底を見ましたが、根詰まりでもなく、土を見てもカラッカラでもなく、なんでかなあと思っていたら、シンクイムシでした。水やり忘れのしんなりは全体ですが、一部がピンピンしてて、一部がしんなりしているときは、シンクイムシを疑っていいようです。
次の2枚の写真は、嵯峨菊ではない菊です。
嵯峨菊は1つの株の2つの穴から1匹のシンクイムシが出ましたが、ユリは1つの株の2つの穴から2匹のシンクイムシが出ることがあります。ピョコピョコッと出てきて、だいぶビビったのはひみつです。
キンセンカのシンクイムシは、全身が白っぽい緑色で、素手でつまめるのですが、今回発見したシンクイムシは、頭がオレンジ(茶色?)で、目が見えて、足みたいなのが見えて、けっこう長くて、素手はムリでした。
いい加減、病害虫に効く薬剤の勉強をしようと思いました。