花実みっけ

だいすきフェイジョア!

ビニルハウスのこと

 

VS 強風

もろもろの都合上、ビニルハウスが強風の影響を受けまくります。

本体は壊れこそしませんが、長年の強風を受け、骨組みがだいぶ傾いていますし、最後にビニルを交換したのが2020年か2021年のため、屋根も腰もビニルがぼろぼろです。

「つもり」では、2023年に新しいビニルに張り替える気でいましたが、できませんでした。「もろもろ」の一番大きい理由は、「あれこれの確認と発注の手間が面倒くさい」ですね。つまり、できなかったというよりも、やらなかった! 今年はもうごまかせそうにないので、遅くとも11月にはやらねば!

 

ぼろぼろのビニルハウスは強風が吹くたびにごみを生産します。黒いマイカ線を結ぶのがわたしはヘタなようで、とにかくビニルがふわっと持ち上がり骨組みに打ち付けられ、ぶわっと持ち上がり打ち付けられ、ぶぅわっっっと持ち上がり打ち付けられを繰り返します、結果、ビニルが破け、ちぎれ、飛ぶ。なので、風が落ち着いてから、風下エリアの見回りをするのが、冬の風物詩です。ビニルの破片をひろい集めてゴミ箱へ入れなくちゃ。

 

破けたビニルにさらに覆いのビニルを貼り付け、ゆるんだマイカ線を結びなおすという1日がかりの作業にもうんざりしているので、推定・防風ネットを持ち出して、かけてみました。

 

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おそらく「設計ミス」に入るのでしょうが、扉がちゃんと閉まらないといいますか、扉と本体の間にスキマがあるのです。風の入り口になってしまっているので、スキマまでを防風ネットでカバーしました。防風ネットの上下と真ん中に紐があるので、その紐を延長して、扉の内側の骨と把手に結び付けてあります。普段の開閉に支障はなく、風が吹く前の準備がいらないので、うっかり忘れの心配はありません。防風ネットのことを調べたところ、うちにあるのは、どうやら20パーセントくらい風を弱めてくれるものらしいです。20パーセントかぁ、不安。

本当はスキマをちゃんと塞ぎたいのですけど、そのためには本体の柱を入れ替える必要を感じます。小人さんBはこの部分を、いったいどうしてたのでしょうか。

 

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思いっきり風があたる側面は、このようにカバーしました。屋根の上まで覆えたら一番いいんですけど、足りませんでしたねぇ……。

扉のスキマ問題がなければ、上に渡してしまうというやり方もあるようです。ハウスのはじっこだから、簡単な作業ですね。止める場所も苦労しないし。

 

その後、ちょろっとYouTubeでマイカ線の結び方を勉強しました。その結果、「どんな結び方をしても、強風の翌日などにはチェックし、こまめに結びなおす」作業からは逃れられないことを悟りました。オッケー、プロの農家でも結びなおすのね、やり直すの前提なのね。わかった。じゃあそうする。

 

VS 雪

2月の上旬に、この辺では「たいそうな雪」が降りました。どのくらい「たいそうな雪」かというと、あれが折れ(切った)これが折れ(切った)、それが傾ぎ(挿し木の上でこれから株元から除去するつもり。ヤバイくらいの大仕事。プロを召喚するレベルな気がする)、あっちが割けて(これからどうにかするけど方法を迷い中)、フェイジョアジェミニがなんだかどうにかなったらしいです。ジェミニに興味復活した小人さんAが何か言ってたけど、忘れた。

雪が降るといわれていた前日までに、土台を追加?やり直し?、継ぎ接ぎビニルのだぼだぼ部分を精一杯引き延ばし、穴という穴をテープなどで塞ぎ、マイカ線を結びなおす対策をしました。

その結果、雪の重みでビニルが裂けるなどの被害はでませんでした!

すごい!

雪の重みや雪の冷たさで、ビニルが裂けるのは覚悟していました。でも、古い部分のも、継ぎ接ぎの新しい部分のも、破れませんでした!

ハウスの土台を支える棒杭を追加したり交換したりした効果か、マイカ線のゆるみもこれまでより少ないです。風下側の土台が浮いてたの、そうとうまずい事態だったらしいです。風下側では、引き抜く力が働くのでヤバイと動画で学んでいたので、風下側の杭は5本ほど追加しました。今回3本ほどしかやり直さなかった風上側にいたっては、地中に埋める木杭のほとんどが折れてたので、緑が生い茂る前にやり直さなくちゃ。

 

ハルハナは基本的にめんどうくさがりのもったいながりなので、テープ類をケチりがちです。たとえば、小人さんBの購入していた50mm幅の両面テープを25mm幅にして使うとかね。50mmだとハサミで「チョキン!」では済まないし、ビニルとビニルの隙間から剥がすのにもちょっと手間取るし、白い紙をポケットに入れるのもちょっと大変なのでね。

それに、ビニルハウス歴60年くらいだろう小人さんBお手製の「補修用・継ぎ接ぎして作った大きいビニル」が、なんといいますかガムテープで「波縫い」的に作られていたので、スキマがあってもいいんだなと思っていました。

ところが、ビニルハウスの大敵は「スキマ」であることが、この数か月の補修・破壊・補修・破壊・補修……の繰り返しで判明しました。

25㎜ケチケチ両面テープでピッチリ貼り付けた補修以降、防風ネットの効果も併せて、被害が格段に減りました。ビニル自体が古いので、骨組みやマイカ線との接触部分の破れが皆無ということはありませんが、ハウス内で「屋根に大穴が開いちゃったわ……」ときれいな青空を見上げることはなくなりました。

「スキマあり補修」では、大風のたびに、3時間ほどの修復作業が必要でしたが、「ピッチリ覆い補修」をしてからは、点検の時間+10分程度しかかかっていません。たぶん、15分以内で済んでいます。

 

まとめ

  • ビニルが破けてできた隙間は、全部きっちり塞ぐ
  • イカ線はこまめに結びなおすもの
  • 防風ネットは効果あり! 台風前と冬には、つけるべし。

 

 

ビニルハウスその後のメモ

2月26日から28日にかけて、強風が吹き荒れる。

27日朝、無事。

28日朝、かわいそうな状態になったビニルハウスが発見される。

・屋根、北側半分ぼろぼろ、大穴。

・腰 北西側、骨組み1本半分のところまでが破ける。南西側、2本分のところまで破ける。東側もあちこちで破けが発生。

・土台、西側で1本抜けているのを発見。

27日の風は、西から5m/h以上だったもよう。