花実みっけ

だいすきフェイジョア!

スカシユリとカサブランカの植え替え

9月後半から10月中旬にかけて、ユリの植え替えをしました。方法その他はいっさい合切カットします。2016年の春からユリを育て始めて6年、大事な気づきがあったんです。

 

ユリの鉢に虫がいたら、ユリは死ぬ

 

どの虫? なんていうレベルではありません。とにかく虫がいたら、人間の目に見えるサイズの生き物がいたら、ユリはダメなんです!

根っこを食っちゃう白いアイツ(名前を覚えられないから検索しています)、そう、コガネムシ! だけじゃないみたいなんです。ミミズだろうが、脚がいっぱいある黒いアイツだろうが、アリだろうが、鉢をひっくり返したときに虫が「こんにちは!」と出てきたら、根っこはほぼ食われています! 虫の種類と数で、ちょっと程度が違うだけです。

 

さて、一番早くに植え替えたのはこの鉢です。

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この鉢には、間違いなくコガネムシの幼虫がいます。なぜわかるのかと言いますと、毎朝毎朝、上の土がふかふかになるからです。土がつぶつぶで、ふかふかになるからです。虫がいなければ、ジョウロで水やりしたときに、土が浮かぶことはありません。で、ひっくり返して植え替えたときのユリの球根はこんな感じでした。

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ほら、下の根っこが皆無。大きい球根が4つ出てきましたが、4つともこんなふうに、根はありませんでした。でもこれはまだ「救助できた」ほうです。完全に食われると、球根など一つも出てきませんからね! コガネムシは大食いです。形がある球根を掘れたので、ハルハナ的には今のところ「勝利」ですが、完全勝利かどうかは、次の初夏を待たないとわかりません。

 

ここからは写真ナシです。

カサブランカも、とっとと枯れちゃった2鉢がありましたので、ひっくり返しました。その結果、小さいのが1球?2球?取れましたので、植え替えました。小人さんBが余計なお世話して葉っぱ2枚をむしっちゃった木子も、そちらに植え替えました。正直に言います。カサブランカは、精神衛生的には毎年球根を買ったほうが、絶対に、良い!

まだ1鉢植え替えしてないカサブランカがありますが、いい感じに葉が枯れてる気がするので、たぶん、大丈夫。大きい球根を期待しています。

 

残り3鉢のスカシユリは、アリだのムカデっぽいのだのミミズの王国だの、三鉢三様でした。球根の隙間にアリが卵を運び込んでいたようで、それがいちばん大変でした。根っこも、あんまりないし!

とはいえ大きめの球根と、ちょっとだけの根っこと、ころころころころころころな小粒球根がいっぱい取れたので、がんばって、計18鉢に植えました。

大きい球根は、深いところ、小さい球根は、すぐに葉っぱが顔を出せる程度です。大きい球根の生長のジャマにならないところを狙って、小さいのを同じ鉢に同居させたりしました。数日経ちますが、大小同居鉢より、小さいのだけを集めた鉢のほうが、葉っぱが出てる率が高いのが気になっています。

木子から育てたユリの開花を目指しています。いまのところ、全敗です。農薬が使えないので(正確には、使えないわけではないのですけど)、虫が入らないようにする研究でもはじめたほうがいいかもしれません。

わたしは「途中に発生する手間」が大嫌いなようで、「最初にこれをやっておけばあとはほうっておいても大丈夫!」となるように頭を使いたいタイプです。わかりやすくいうと、消毒液よりコンパニオンプランツ

今年、侵入経路が明確なのはアリさんです。台にしていた木の板に厚みがあったので、木に巣を作ったようでした。そこから底の穴を通って、鉢の内部に侵入した模様。ですので、「日当たり」と「無機物の台」の2条件を満たせる場所を探します!