花実みっけ

だいすきフェイジョア!

イチゴがとれません。なぜでしょう、どうしましょう、そして勝利!

イチゴが思うようにとれません。

お客さんが食べて行っちゃうんです。

最初のお客さんは、鳥でした。

なんの鳥かって? それはわかりません。カラスもいるし、なんとかもいるしかんとかも飛んできます。鳥の種類のことは、わたしは知りません。知識を蓄えてきませんでした。図鑑の見方も知りません。無残に十字に切り裂かれたイチゴから、寒冷紗に開いた丸い穴から、鳥だと判断しているだけです。

鳥が相手ならば、寒冷紗をしっかりかけて、キラキラグッズをその辺に引っ掛けてぐるぐる回しておけば、まっ、わりとどうにかなりました。ここまでは、4月のことです。

 

次のお客さんは、けっこうきれいにイチゴを食べていきます。

ヘタから5mm~10mm程度を残して、食べていきます。しかし同時に、たくさんの緑色のイチゴが、本体から切り離されています。食べられてしまった赤いイチゴと、切られてしまった緑色のイチゴ、二重の被害です。

「明日が食べごろね」と残しておいた赤いイチゴは、間違いなく、全部・すべて・ことごとく! 食べられています。

おこるよりも、かなしくて、むなしいです。

さて、このお客さん、長いこと正体不明でした。ギリギリだった寒冷紗を2枚掛けにして余裕を持たせても、入ってしまいました。

しょんぼりしながら葉かきをしていたら、ついに見つけました。黒マルチに開いた4つの穴を!

つまりこれは、タヌキのしわざだ!

どうやらタヌキは力があるようで、ハルハナのこれまでの対策では、不十分なようです。寒冷紗に重石を載せて、重石と重石の間を角材でふさぐ方法では、侵入を許してしまっています。おそらく、タヌキにとっては軽いんでしょう。朝、寒冷紗を、というか角材を見ただけで「やられた」かどうかが判断できました。

たぶんこれが、タヌキ被害

2023年夏以降、どうもイチゴは運がよくありません。

肥料はやりすぎだわ、畝は高すぎだわ、マルチはちょっと幅が足りないわ、寒冷紗も幅が足りないわ、鳥に食われるわ、タヌキに食われるわ、アリの行列がいるわで、さんざんです。ハウスイチゴも、2月末に修理をやめて以降、ハウスの体をなしていないので、たぶん動物に食われているんでしょうね……しばらく収穫していません。

反省点が多いです。

苗の間隔も、あと5㎝くらい離した方が良さそうです。

たくさん植えても、結局、ひとの口に入らないようではねぇ…。

 

対タヌキ作戦で打てる手は、これまで午前中に収穫していたのを、夕方にまわすという方法があります。とりあえず、これを実行中です。早いかもというのも含めて、なんとか、中ザル3分の2くらいのイチゴが収穫できます。

味? わりと酸っぱいのが多いです。収穫を「明日」にしたら、「明日」は来ないのです。

早めの収穫では酸っぱいのが多いので、イチゴジャムにしようと決めました。

それから、タヌキは、どうやらミントの香りが苦手だと、インターネット検索をして見つけました。幸い、ミントは山ほどあります。親戚のおうちにあったのをもらってきたそうです。繁茂させすぎて手に負えないので、テキトーにハサミで切って、放り投げておきましょう。最近、風が強いから、投げてちゃダメか、はさんでおきましょう。

ハウスに居座るネコには刻みニンニク、タヌキ除けにはミント!

タヌキが入れないように、2枚の寒冷紗を使用中

ミントを設置して、一晩と一昼が経ちました。

つまり、夕方5時にミントを叩いて感覚で置いて、翌日の午後4時になりました。

結果を発表します。

カラスかなにかに、真っ赤なイチゴが2つつつかれました。

他は、元気でした!

中ザル一杯分の収穫です! おめでとう! ありがとう!

 

まだ「疑う心」があるので、「明日かな…」のイチゴも、収穫してしまいました。粒の大きい「明日かな…」は、仏壇にあげました。

でも、「今日はもうおなかいっぱい」と思うくらい、イチゴを食べることができました。余ったものは冷凍して、ある程度溜まったらジャムにします。去年のイチゴジャムは、2~3日前にすべて食べ切っていますので、イチゴジャムは必要なのです!

 

24時間程度では、ミントの香りは持続しているようです。

交換するのは明日でいいや。繁殖力の強いミントは、燃えるゴミにしたほうがいいだろうし。

そんなこといって油断してると、またタヌキに食われちゃうよ、って?

 

 

そうかも。