花実みっけ

だいすきフェイジョア!

ビニルハウス、妻面の謎を解く

主に日暮れどきから作業をしているので、作業は遅々として進みません。

舞うボロ切れ、舞うビニールひもの粉……飛び回る蚊とウリハムシ……行方不明になる古釘……割れる木の板……照りつける西日……

 

 

小人さんB作成のビニルハウスをちまちまと解体し、だいたいわかったところで、同じくビニルハウスを持っている親戚宅に見学に行き、「よし」と確信を得てきました。参考になるビニルハウスは2棟あるのに、アドバイザーはいません。それをわかって、いつでもどうぞと見学許可をくれた親戚の持ち主さん、ありがとうございます。一度目の見学をさせていただきました。

 

ビニールは、まず腰巻を吊るして、次に屋根を張ります。これが基本。理論上は、2枚あればいいんです、理論上はね。でも、うちのは腰巻ビニールをぶら下げられる部分がないところがあります。それがいわゆる「妻面」。なので、その構造を把握するところが今回の課題です。

まず、腰巻ビニールは図のあたりまで張って、柱に止めるようです。

緑色が腰巻ビニールです。で、茶色いところが柱なので、外側から内側に巻き込んで、クギで止めます。

 

それがすんだら、次のステップ!

 

妻面は、タテ方向に三層構造になっていました。

図解するとこんな感じ。

青いのが地面に埋め込む用のビニールで、その上に腰巻ビニールを結ぶ高さあたりまでのビニールを1枚、その上に屋根用ビニールが乗ります。

青、ピンク、黄色の順番で張ればいいのです。

うちのは半分木造なので、茶色い部分は木の板です。

 

なぜ三層になってるのかあれこれ考えたのですが、ビニールの処分のときにやりやすいのかなあと感じました。土に触れているところのビニールは他より劣化度合いが高いです。折りたたもうとすると割れるんです。あとは、冷気の侵入を防ぐのにいいのかなあ? 青部分だけは重ねていたようなので。真意は知りませんけど。

 

完成すると、こんな具合でビニールが重なるということですね!

妻面の端っこは、薄い木の板を使って側面側から柱に打ち付けて押さえます。だから、妻面に手を添えて右へ左へと歩いた場合、ビニールの境目には触らないということですね。

 

 

ビニール購入の計算は、伝わるように書くのは難しいので、やめておきます。ただ言えることは、すでにビニルハウスがある場合、とにかく全部測りましょう。東西南北、全部の面を測りましょう。ハルハナの家のハウスは、あっちとこっちで高さが15cm、横幅が30cmも違いました。屋根部分の屋根の実際の幅は、あっちとこっちで50cm違うらしいです。歪んでる歪んでるとは思っていましたが、そんなにか!

 

全部がパイプのハウスと違って、木の柱と屋根パイプをつなぐのも難しそうです。「筋交い」みたいなパーツと、存在理由がわからないパーツもあるし、だいぶナナメになっているのも、どうにかできるものならどうにかしたいものですねえ……

物置になってるのと蜘蛛の巣もどうにかしなくちゃだし、謎を解いて一仕事終えたけど、まだまだ先は長いです。

 

 

「ビニルハウス」と「ビニールハウス」の表記ゆれ? 気にしないでください! 普段のハルハナは「ハウス」「ハウス」と言っているのですから!