埼玉県のブランドいちご、「あまりん」をご存じですか?
あまりん、スーパーマーケットで見るお値段は、1パック1400円前後です。たっけえ!
苗は県外不出で、なにやら契約を結んだ生産者しか育てられないらしいです。「かおりん」とそろって、落語家の林家たい平さんが名付け親。
ここ数年、食べたくて食べたくて、興味津々でしかたないいちごでした。
その「あまりん」を食べることができたので、経緯と感想を書きます!
まだかなり寒かったころから、
「あまりん、どこで売ってるんだろう」(検索して、生活圏内に生産者がいることを把握)
「あまりん、食べてみたい」
「あまりん、いくらするのかな?」(検索しても、値段情報が得られない)
と言っておりました。
「あまりん、安くて900円らしい」(数週間かけて、ついに値段情報を得た)
そして、ショッピングモールのイベントコーナーで実物と邂逅、衝撃の値段を知ります。
「あれは、む・り! 手が届かないよ! お彼岸に来ないかな⁈」などと考えます。
自家製イチゴがたくさん取れるようになったころ、ついに、
「あまりん、あきらめる」
「諦める、今年は」
と宣言しました。宣言後は、いちご売り場はのぞかなかったのですが、その日はなんとな~~~く見に行っちゃったいちご売り場で、小粒で手が届く値段の「あまりん」を発見。前日と前々日の天気を思い出し、「2日間とも晴れ、ということは、きっちり甘い可能性が極めて高い」と踏み、買っちゃいました!
わたしが吟味してるうちに、いちご売り場に3~4組の人々がやってきました。わたしのいちご好きエネルギーが、まるで呼び込んでしまったようでした。みなさん、カゴに入れたのかしら? 邪魔になっちゃうと思い、すぐに立ち去りましたが、見ていたかったです。
購入した「あまりん」は、小粒といっても、自家製だったら「うん、いい出来」となるサイズです。無意識の片手間に食べられて、重宝する大きさです。
帰宅後、いちごの入ったパックを持って移動したら、「あまい香りがする」と家族が言うほどに、香るようです。洗ってヘタを取って、いざ。
甘さの濃い、いちごでした。
真っ赤ないちごでした。
すっぱくないいちごでした。
染み出す果汁が多いと思います。「こぼれる」ではありませんでした。
ジャムに入ってるまんまるのいちごを食べたかのような、甘さでした。
いちご味のゼリーのような……とにかく、「いちご」という名前と形と香りをしている、「いちご」の概念を改めざるを得ないようないちごでした。これまで食べてきた品種のいちごとは、別次元の、いちご。
食べやすいのに1粒の満足感が高い、ふしぎないちご「あまりん」。だけど、また食べたくなる「あまりん」。
「いちご」でありながら「いちご」にあらず。家のいちごとは全く別物で、変な話ですが、「良かった」と安心しました。「これを知っちゃったら、もう自家製なんて食べられないよ」という程度に収まるような、小さな衝撃ではなかったので、安心しました。
まかり間違っても、あまりんでジャムを作ろうなんて思うなよ。砂糖をちょっとでも入れようものなら、喉が絶対に焼けるぞ。あまりんは、甘い!
その名の通り、あまりんは、甘い!
埼玉県の高級いちご「あまりん」を食べてみたい! という数年来の念願はかなったので、大満足です。