柿のシーズンです。
今年は小ぶりで、しかも鳥にやたらつつかれているようです。
人間が食べる分が、あまりなさそう……。
道具を使わずに取れる範囲で無事なのを見つけるのは至難の業です。昨日は無事でも今日はつつかれてるし。
「前もっていっぱい取っておけば?」という声が聞こえてきますが、今年は傷むのも早いらしく、仏壇にお供えした柿3個中2個が、翌日にはふにょふにょになっていました。うっかりもう一晩過ごしていたら、高坏の念入りな掃除が必要になったかもしれません。そういうわけで、取り貯めできません。
柿は、食べないくせに剥くのがそんなに面倒くさくない稀有な存在です。リンゴは食べたくなければ剥かないし、梨は食べるから剥くのです。ところで、リンゴの皮むきは絶対に上級者向けだと思います。リンゴでしか指の皮切らなくない? そういうわけで、リンゴはほぼ剥きません。
シーズン終わりのふにょふにょ柿は普通に食べる小人さんですが、シーズン初めのふにょふにょ柿は認められないらしく、仏壇のお下がりを「これ剥く?」と言ったら、「ダメだぁ」と言われました。えっ、ダメなの? びっくり。
わたしにはおやつを食べる確固とした習慣がないので、柿はまだ食べていません。