今年のイチゴは、すご~~~~く、混みあっています。
まだ苗が小さかったころでさえ「こう」なので、4月のジャングルさときたら!
先日から、ハウスの草取りと、葉かきと、ランナー取りをちょっとずつしていますが、とにかく視界が緑色です。取れども取れども緑色……。イチゴの見落としがあったらもったいない、と思いつつがんばっていますが、取れども取れども緑色。
また、暖かくなってきたので、イチゴの実も第1号よりは大きくなりましたが、まだまだ「小指の爪」サイズです。ちまっとしています。大きさにこだわらないハルハナも、さすがに小さすぎると不満が出てきました。
すでに小人さんB夫妻はいませんが、あの2人は、ハルハナに、「イチゴはこういう作業がある」という種まきをしていきました。ついに、水をやるときが来たようです。
大きいイチゴにするにはこうしたらいいんだよと言う小人さんBに対し、「めんどいからいーよー」と答え、実際これまで無視していた、「イチゴの脇芽かき」を、来年から始める……!
(去年までは、小人さんBが気づいた範囲で芽かきしてたんじゃないかなと思い始めました。わたしは「でっかいのが食べたいなら、自分でそうすればいいじゃないできるんだし」と言っていました。おまえがやれと言われれば、やらなかったですけど。「おいしいとこどり」してたのかもと、反省中。)
(去年までは、気が向いたときに葉かきをしている最中に「失敗」して、芽かきを行っていました。1度の葉かきにつき、2~3株で「失敗」していました。今年は葉かきをほとんどしていなかったので、「失敗」せず、イチゴの実が大きくなるための作業が、結果的に行われなかったのかもしれません。)
というわけで、育ちすぎてわかりやすい株があるので、メモ。
上掲の写真は、同じ株の全体図っぽいのと、株元のアップです。
右側の写真で、新しい葉が出てきている箇所が2つあるのがわかります。どちらも育ち切っているので(実がついてるため、もったいなくて取れないの意)、どちらがメインの株なのかわかりにくいですが、ハルハナのカンでは、向かって左側が「親」だと言っています。知らんけど。
だから、右側が小さかったころに、パキッと折れば良い、というわけです。
そうすると、葉の枚数が減るので、イチゴが発見しやすくなるし、花芽が1本になるので、大きい実ができやすくなる気がします。
今年のハウスイチゴは超混みこみで植えてあるので、2つでも「うわあ」と思いますが、いつも通りの2列植えなら、1つの苗から2株は大したことなかったはずです。
えげつないのだと、5~6の脇芽が出ています。そういう株は、葉かきもしにくいです。葉かきの「失敗」で適当に芽かきになってたんだろうなということは、大株の葉かきをしているときに気づきました。
ほんとうに今年は、立ったままの状態で見ると、全部、緑。葉っぱしか見えません。イチゴを探すのが難しいです。足の置き場もないし! 根を傷つけるリスクが高くて、ドクダミとかカタバミも思うように除草できないし! フキも生えてきてるし! アマリリスのところにまでイチゴが植えてあるし!
うちの場合、露地イチゴはともかくとして、
ハウスイチゴのマルチは黒一択であることを知りました。雑草が手に負えない。
思い返せば、小人さんBの配偶者が存命中の収穫初期は、大きい実がちゃんとついていました。時間が経つにつれ、だんだん小さくなる感じ。これはきっと、小人さんBの配偶者が、き ち ん と 芽かきをしていたからなのでしょう。イチゴに一番熱心だったとも言えます。彼の人の口からは、小さいイチゴに対する不満を何度となく聞きましたし、「さっきこういう作業をしたから、もう少ししたら大きいのが採れるよ」という言葉も、何度か聞いた覚えがあります。ちなみに、収穫中期以降での「さっきしたこういう作業」とは、花をいくつか取るというものでした。
2023年4月、頭の中には「肥料をやる」という選択肢もありますが、新葉は順調に出ているし、するべきではないとみています。
晩年の小人さんBは「イチゴに肥料をやるか?」とわたしに問うては、わたしに選ばせました。そして、「いらない」といえばしなかったし、「いる」といえばしました。心底から肥料がいらないと思っていればこの問いは出ないでしょうし、心底から肥料が必要だと思っていれば黙ってやってる人でしたし、問いかけて試し、わたしの判断が小人さんBの判断と全然違ったら、やっぱり肥料をやってたと思うので、大外れではないはずです。ないはず……。
今年はイレギュラーが多いので、わたし、弱気です……。