小人さんAとするイチゴ育ては初めてです。
2022年までは、小人さんB方式でやっていましたが、いなくなっちゃったので、2023年は、大変革の年となったのです。
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まず、小人さんBのやり方は、コンポストの土をテキトーに撒いて、スコップでやわらかくして(亡くなる4年前頃までは、耕運機を使っていたはずだけども)、やる気があれば畝を立てて、子株育て場を作りました。そして植え付け。肥料は、化成肥料を、パラパラ・バラバラ・真っ白になってんだけど⁈ な具合でやっていました。
ハルハナが一人でやるときは、畑の土をスコップでやわらかくして、コンポストの土を運んで、たまってるお菓子や海苔の石灰を撒いて、ザックザックと混ぜて、畝を立てました。そして植え付け。肥料は小人さんBのを「もらうね~」と言って、「パラパラ」しました。また、水やりでへこんだ部分に、コンポストの土を追加するとか、そんな感じのユルさでした。
で、小人さんAは、「土づくりが大事!」と主張します。つまり、耕運機で耕して、鶏糞を入れて、耕運機で耕します。
さて、鶏糞ね、鶏糞。どのくらい入れたんでしょうね?
結果はもうね、触れたくないです。
およそ3日に1回、5~10の苗を植え替えてるこの悲しみ・やりきれなさ・めんどくささ。
茶色く枯れて冷たくなった苗、掘り出すイチゴの根が、すみずみまで真っ黒になっている悪夢。
何日経っても新葉が出てこないイチゴたち。葉が地面と仲良ししてて、起き上がらないイチゴたち。
小人さんAの機嫌を損ねてでも、「肥料はいらん!」「必要になったらもらう!」と怒鳴りつければよかったと、悔やんでいます。
以下の写真は全て9月1日に撮影しました。
わりと元気そうに見える苗もありますが、8月20日の植替え後、数日おきに様子を見て、茶色く枯れたのを抜いては新しい苗を植えているので、見た目ほど無事ではありません。9月2日にも植え替えをしましたが、いよいよあきらめの気持ちが出てきました。
←北側から撮影/南側から撮影→
北側を西から撮影
真ん中を西から撮影 エリアがもっとも被害あり。
南側を西から撮影 じわじわと傷みだしている
南北のはじっこはわりと調子がよさそうです。キワなので、鶏糞が少ない量で済んでたようです。
手前に伸びてる葉は、植え替え直後あるあるの様子。
クラウンが埋もれてるからダメな例
新しい葉が出てるけど、古い葉の茎(?)が赤いから、ダメだろうなと思った苗
この惨状、あきらかに肥料のせいです。それ以外に、過去と違う点がないからです。
計算は苦手ですが、やる気になったときのために、データだけは集めておこうと決意し、メジャーと体重計ではかりました。
イチゴベッドのタテヨコ:2m×5m
撒いた鶏糞量:イチゴの土づくりで開封した容量15kgの袋を体重計に載せたら、8.8kgと計測されたので、6.2kgぶんが撒かれているのは確定。
開封済みだった袋は軽かったはずだけど、2kg前後は入ってたんじゃないかと思っています。
10㎡で、8kgかそこら。
多少幅を持たせて、最大で、1平方メートルあたり1kgの鶏糞が投入されたと思われます。最小でも、750gは入ったでしょうね。
さぁて、苦手意識の強い計算をがんばってみようかな~!
1反=991.7㎡=300坪=10a(アール)
1反を1000㎡とすると、10㎡は、およそ3坪
容量15kgの鶏糞の袋に書いてあった「野菜のときはこのくらい」の量は、「1反で10~12袋」とのことなので、
300坪:150kg=3坪:X を計算して
X=1.5
つまり、1.5kgの鶏糞が、最適な量でした!
最後の式は、お菓子作りでよく使うから、自信ある!!
なお、肥料成分の構成(?)は、N 3.99 // P 5.04 // K 3.06 // 炭素窒素 C/N比 5
1.5kg。
まじか? わたしの計算、合ってる?(さっき「自信ある」って言ってたよね? それは立てた計算式の計算結果に自信があるだけで、立てた計算式が合ってるかどうかは、別なのよ。)
苦手要素てんこもりでだいぶ不安ですが、イチゴ苗は「合ってるよ」と言っている……。
鶏糞、8kgくらい入れちゃったみたいだけど、1.5kgでよかったんだって。
5倍強だ。
冗談キツイよ……。
うまくいった年はこうなってるので、よかったら見て行ってください。一番下に、植え替えした日と、その5日後の様子が横並びになっています。
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このブログ自体は「フェイジョアの芽が出た!」記念で開設しましたが、開設理由の2つ目は、イチゴ作りだけは守りたいなと思ったからなのでした。
まっ、大癇癪を起こしてイチゴ引っこ抜いちゃった年もあったけど。それはそれとして、全滅の憂き目だけは避けたいとは、思っていたのでした。
ことしも一応、ハウス内とハウスのちょっと外で、合わせて5株くらいは遊軍がいます。5株あれば大イチゴ園が数年で復活するはずだから……と、自分を慰める日々です。大癇癪を起した年より、つらいです。ああ。