花実みっけ

だいすきフェイジョア!

3月下旬の露地イチゴ

ハルハナは心が折れそうです。

露地イチゴ、どんどん開花しています。でも、実になりません。花の真ん中が、ほとんど黒くなってしまっています。せいぜい、茶色。茶色は「毛深イチゴ」を生産するので、おいしそうではありません。「おいしそうではない」というか、硬くておいしくない部分の割合が多すぎて、おいしくないんですよ。だから、取る。

取る花

そうすると、作業後には、硬いつぼみしか残りません。

だけど、それはまだいいんです。霜が降りたあとに作業をしているんだから、そういうものなんです、ええ。

だけど、だけどね!

ついにね!

花を全部取って、棒になった花芽が出てきちゃったんです!

 

これは、悲しい。つらい。せつない。

ああ。

なにが悲しくて、まだひとつも(露地イチゴを)食べていない段階で、ただの緑の棒になった花芽を切り取らねばならぬのか。

ああ。

棒ができるのは、収穫が始まってからではないのか。棒を取り除くのは、満足を得たあとの作業ではないのか。

ああ。

だから、わたしの心は折れそうです。

 

2023年はどうだったかしらと振り返りましょう。ブログによると、4月10日にはある程度、もぐもぐしているようです。食卓に出しているということは、独り占めするには多い量が収穫できていたのは間違いありません。

気象庁の過去のデータを見たところ、確実に霜が降りたなとわかる最低気温は、3月上旬で終わってたようです。今年は、いまだに、連日、霜が降りています。道理で、去年はこんな悲しい思いをした覚えがないわけだ。

 

ああ、まだたくさん花芽はついているけれど、上がってきているけれど、どれだけ立派なイチゴが食べられるのかしら? ジャムを作れるかしら? 不安です。

 

 

気を取り直して、3月17日には、露地イチゴに施肥しました。この日に、「肥料、やったほうがいいのかなあ?」と1日置きに言ってることに気づき、それはつまり「やるべきだ」と思い始めていることがわかったからです。よし、やろう。

64株で、化成肥料を1kgほど使いました。(実は800gかもしれないし、900gかもしれない。) 株間1つにつき25gを目安にしました。安定の規定量以下(のはず)。N-P-K=8‐8‐8だと思うけど、16-16-16の空き袋が存在した過去がある以上、冒険はできません。

肥料をやる前の3月11日のようす。

20240311

施肥から1週間後のようす。まずは「とよのか」。花が茶色いのはむしる。

20230324

昔からある苗。

20240324

新葉が出てきているし、肥料のやりすぎで苗が傷むこともなかったようです。つまり、上出来!

ただ、アブラムシがだいぶ増えていて、場所によっては、黒マルチが「アブラムシ、大挙して参上」仕様でした。テカってるし、ペトペトしてる。

 

もう間もなく来るであろう、収穫第一号を期待して、期待できる花の写真を、最後に載せます。花を摘みつつ下葉もときどき取りつつ畝をぐるっとほぼ一周して、健康な花を忘れそうな自分に気づき、怖くなりました。(左の花は撮影後にむしった。)

20240324露地イチゴの花